また、ちょこちょこブラッシュアップしています。
[参考URL]
インストールの参考ブログ。
Bubble, bubble, toil and cudd…
http://plaza.rakuten.co.jp/sorriman/diary/201201220002/
日本語入力の参考ブログ。
メモ帳/Linux
http://d.hatena.ne.jp/imate/20101212/1292154735
前提として、ArchBangをUSBやCDで起動していることが条件。
まずインストーラの起動。
[インストーラの起動]
Win + Space ----> Install
起動後、Choose your language(インストーラの言語を選んでください)と言われるため、Englishを選択。ArchBangにようこそと英語で出てくるため、そのままEnter。
以下、Englishを選んだときにでてくるメニュー項目だ。
(1) Set date and time
(2) Disk(s) preperation
(3) Install system
(4) Configure system
(5) Install bootloader
(6) Quit
上から順番どおり選択していく。
まず、(1)を選ぶことで、日付と時刻関連の設定をする。UTCかloaltimeか聞かれるため、以下のように選ぶ。
[Set date and timeの設定]
UTC ----> Asia
----> Tokyo
ちなみに、この時点で自分もUTCを選んだが、時間が9時間ズレ早い状態になってしまって戻らなくなってしまった。なので、localtimeを選んでも問題ないと思う。localtimeのときも同じようにAsia ----> Tokyoと選ぶ。
次に、(2)でインストール先のHDDパーティション設定する。
最初に、パーティショニングをすることになるのですが、これに関してはWin上で、MiniTool Partition Wizard Home Editionや、Ubuntu等他のグラフィカルなOSでGpartedを使うほうがわかりやすい・・・。
なので、今回は省略しています。
もしArchBang側でする場合は、rootに起動フラグをつけることを忘れないようにしましょう。
また、MBRをMBMにしている場合かつ、2段階ブートをする場合でも起動フラグを付けないといけないため、/dev/sdaを選択。
その後の設定を以下に。
[起動フラグの設定]
/dev/sda ----> cfdiskの起動
----> Bootさせたいsdaの選択
----> Bootableを選択
----> Quit
----> DONE
これをしないと、MBMをいれたとき起動できないようです。
その後、swapで使用するパーティションを選び、次に/(root)で使用するパーティションを選ぶ。ここは上記の設定をすれば、なんとなくわかるため省略。どのsdaをSwapにするのか、rootにするのか忘れてしまった場合は、最初の設定にあったcfdiskを起動させて確認すれば問題ない。
その後、(3)でファイルのインストールを行います。自分の環境では、一気に95%まで到達したあと、5分ほど停止してしまい焦ったが放置しているとインストールが完了する
インストール完了後、(4)でシステムの設定をする。
[Configure systemのメニュー]
Root-Password
User-Name
Config-system
上から、rootのパスワード、rootの名前、システムの設定。上二つは簡単なので割愛。
Configを弄る際、使われるエディタがnanoなので、終了がCtrl+x、保存がCtrl+oなことを頭にいれておかないと、英語が苦手だと何をしていいのかわけがわからない。
以下にConfig-sytemの設定方法を記載。
[Config systemの設定]
/etc/X11/xrog.conf.d/01-keyboard-layout.conf
Option "XkbModel" "jp106"
Option "XkbLayout" "jp"
Option "XkbModel" "jp106"は、デフォルトであると書いていないので足す。loadkeys jp106でキーマップを読んでもjp106にならない?ので、気合で"などは探す。
/etc/vconsle.conf
KEYMAP="jp106"
/etc/locale.conf
LANG = ja_JP.UTF-8
/etc/locale.gen
ja_JP.UTF-8 UTF-8
コメントアウト(#)をはずす。
/etc/pacman.d/mirrorlist
## Japan
Server = http://ftp.jaist.ac.jp/pub/Linux/ArchLinux/$repo/os/$arch
上記以外のサーバーをコメントアウトする。(#を先頭にする。)
以上で(4)の設定は完了。これで使うのには問題ないレベルで日本語化されているはず。
最後に(5)の設定。ここでブートローダの設定をするが、なぜかMBRにしかブートローダをインストールできなくなっています。これはgrub2の問題っぽい。強引にgrub-installで行なってみても、自分の環境ではできなかったので、できた人がいれば報告が欲しいです・・・。
なので、今回はsyslinuxをインストール。syslinuxは自動インストールなのでsyslinuxを選択すればOK。
あとは、MBRにMBMを上書きすれば問題なくPBRからArchBangを起動させられます。
以上、(5)まで終われば再起動をしましょう。
起動してみるとわかります、非常に、非常にフォントが汚い上、日本語入力ができません。
その前にアップデートをしましょう。
: $ packer -Syu
でアップデートができます。ここでコケたという人は、
: $ sudo pacman-key --init
: $ sudo pacman-key --populate archlinux
ArchLinuxは、パッケージ管理にpacmanを用いています。
ArchBangでは、packerというAUR(Arch User Repository)という、ArchLinuxのユーザーが作ったリポジトリも利用できるものを使用しています。他にもyaourtなどが有名みたいです。
オプションの-Syuは標準リポジトリの更新をしたあとAURの更新を行うオプションです。
アップデートが終わると一応再起動。
その後、見た目が汚いため日本語フォントを導入しましょう。
: $ packer -S ttf-vlgothic otf-ipafont ttf-ms-fonts ttf-ubuntu-font-family ttf-droid ttf-ricty
これだけフォントをいれれば問題ないと思います。自分の環境であれば、再起動後UIがVLゴシックになってしまいました。上記のコマンドは適宜自分で欲しいフォントにしてください。個人的には、ソースコードやエディタのフォントはRictyがお勧めです。ArchLinux環境では自動で生成してくれるので非常にありがたい・・・。
その後、日本語入力するためにIMEをいれます。
ここは好みですが、ibus-mozcが一般的なのでibus-mozcをいれます。
[ibus-mozcのインストール]
: $ packer ibus mozc
mozcはビルドから行うので、割りと時間がかかります。しばらく待ったあと、~/.xinitricに以下を記入
export XMODIFIERS=@im=ibus
export GTK_IM_MODULE=ibus
export QT_IM_MODULE=ibus
ibus-daemon -d
その後、Terminal上でibus-setupと入力し起動させましょう。
日本語入力が失敗する場合は、一度再起動を。
また、以下のコマンドでFirefoxを日本語化しましょう。
: $ packer -S firefox-i18n-ja
ちなみに-Sはパッケージのインストールですが、-Rでパッケージの削除を行うことができます。
自分がArchBangをいれた感想ですが、非常に軽い。AcerのAO756というノートPCにいれているので、当たり前っちゃ当たり前なのですが、Ubuntuよりはるかに軽い上、Jupiterやgnome-power-managerも使えるため、ノートPCにもやさしく思ったより使いやすいです。
ただ、標準リポジトリやAURに欲しいパッケージがないときは初心者の自分にはつらいです。
ビルドする方法を学べばいいので、いずれ勉強していく予定です。
また、ArchLinuxはローリングリリースというリリース方式を取っているため常に最新のパッケージを使うことができます。その反面、噂によるとアップデートをすると環境が壊れることも多いらしく、初心者はメインではなく勉強がてらがいいかもしれないです。今のところ自分は何も問題はないですが・・・やはりOpenSuSEやUbuntuのほうが安定しています。
最後に、英語のドキュメントばかりなので、英語が苦手な人やUbuntuあたりの初期設定が楽なものと比べると労力がかかるのが難点です。
でも、魅力があるOSですので、Ubuntu重いなぁと思ってる人の選択肢の入ると思います。
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